奈良の酒文化 新たな価値を 梅乃宿酒造、コラボで体験型プロジェクト

コラボメニューを前にする梅乃宿酒造の吉田佳代社長(中央)ら=奈良市
梅乃宿酒造(葛城市)は、県内の観光資産や食文化と酒を掛け合わせた体験型プロジェクト「奈良エクスペリエン酒(シュ)」を6日にスタートした。名店や企業とのコラボレーションなどを通して、日本清酒発祥の地とされる奈良の酒文化に新たな価値を生み出すとともに、地域のにぎわいにつなげる。(木村郁子)
プロジェクト名は、エクスペリエンス(体験・経験)と酒にちなんだ造語。5日には、なら100年会館(奈良市)のカフェでメディア発表会を開催した。「地域社会に貢献したい」「酒を通じて奈良の魅力を発信したい」と思いを同じくする桜井市の「ザ・セイリング・バー」と吉野本葛の老舗「井上天極堂」(御所市)がコラボに名乗りを上げ、梅乃宿酒造が手がけるイチゴやマンゴーなどのリキュール「大人の果肉の沼」シリーズを使って、それぞれの店で提供するコラボメニューを披露した。

コラボメニューのカクテルを作る渡邉匠さん
「ザ・セイリング・バー」はバーテンダーの世界大会「ワールドクラス2010」で9位に入った渡邉匠さんがチーフバーテンダーを務める。店を訪れた他府県や海外からの観光客は奈良らしさを求めることが多く、渡邉さんは「奈良発の酒を使ったカクテルで奈良の良さを感じてもらい、その地の思い出として心に残れば」と話した。プロジェクトのために考案した、トマトやイチゴのリキュールを使ったカクテル3種を作った。 梅乃宿酒造の吉田佳代社長は「酒という伝統文化とワクワクする体験を通して、県全域の活性化を目指したい。さまざまな企業とのコラボレーションを通して、新たな気づきとアイデアが生まれるきっかけになれば」と話した。
ザ・セイリング・バーでは、トマトを使った「アマトマーニ」、日本酒とイチゴが香る「ほわっ酒|泡・和・酒」、桃とジンを使った「KAGURA|神楽」のカクテル3種(各1870円)を年末まで提供。
天極堂奈良本店(奈良市)では、葛湯にバニラアイスと日本酒仕込みの果実リキュールを使った「大人の御褒美葛湯『葛の沼』」(1100円)が冬季限定で提供される。


































