大和広陵高文化祭 ОBの森本さん曲披露 在校生に「夢持つ大切さ」訴え

体育館のステージで在校生を前に曲を披露する森本爵さん=広陵町
県立大和広陵高校(広陵町)のOBでミュージシャンの森本爵(つかさ)さん(30)が、在校生に夢を持つ大切さを知ってもらおうと、今月開かれた同校の文化祭で自身の体験を話したり、曲を披露したりした。同校OBが文化祭のステージに上がるのは初めてといい、生徒からは「勇気づけられた」などの声が上がった。
大和高田市出身の森本さんは令和4年から首都圏を拠点にシンガー・ソングライターとして活動。広島県のローカル局「テレビ新広島(TSS)」のCMソングなどを手掛けている。
11月6日の文化祭では在校生約250人を前に、高校2年のときに初めてバンドを組んで文化祭で歌ったことや、当時の夢がアイドルになることだったとのエピソードを披露。「新型コロナウイルス禍でライブ活動ができないなどつらいことも多かったが、高校生のときにみんなが拍手をして応援してくれたことを思い出し(音楽を)一生の仕事にしようと踏ん張った」と夢を持ち、追い続けることの大切さを訴えた。
森本さんは故郷を思って作ったという「さざんか」や、母への感謝をつづった「ねぇママ」などの曲を熱唱。スポーツ科3年の倉田虹輝さん(18)は「この道でやり切ると頑張る姿に力強さを感じ、勇気づけられた」と笑顔で話した。
私立高校の授業料無償化に伴い、同校を含む県立高校は一部の進学校を除いて定員割れが続くなど厳しい状況にある。森本さんの恩師のひとりである真野功太郎校長は「高校在学中に夢を心に強く決めた森本さんの活躍は在校生の希望の星になる」と強調。「県立高ならではのおおらかさを、進路を考える子供たちに知ってもらえたら」と期待を寄せた。


































