出土資料で秀長の足跡たどる 郡山城跡で展覧会 来年1月31日まで

秀長の菩提寺である春岳院から寄贈された江戸時代の鬼瓦=大和郡山市
郡山城跡(奈良県大和郡山市)などから出土した資料を通じて城の実態と城主だった戦国武将・豊臣秀長の足跡をたどる展覧会「秀長と郡山のあゆみ」が、郡山城跡内の東多聞櫓(たもんやぐら)で開かれている。
郡山城天守台の整備の際に見つかった石垣の転用石や、秀長の菩提(ぼだい)寺である春岳院(同市)から寄贈された屋根瓦など300点以上の品々を展示。今回が初公開のものが多くを占めている。出土した数多くの転用石の中には石仏や五輪塔などがあり、秀長が大和一帯から石を集めて築城した様子がうかがえる。

郡山城跡の発掘調査で出土した豊臣政権期の天守の金箔瓦
市まちづくり戦略課の十文字健さんは「秀長がこの地に城を築いたのは、当時絶大な権力を持っていた興福寺などの寺社勢力を牽制(けんせい)する上でも重要だった。江戸時代も畿内統治の重要な拠点だったことも知ってもらえたら」と話している。
同市には博物館がなく、所蔵品をまとめて公開する機会がほとんどない。十文字さんは「秀長が主人公のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』をきっかけに、まちの歴史と魅力を発信し、市民や地域の方々にまちを誇りに思ってもらいたい」としている。
開催期間は来年1月31日まで(不定休。年末年始は休館)、開館時間は午前10時~午後5時、入館料は一般300円、中学生以下と市内在住、市内に通学する高校生は無料。
詳細は特設サイト=2次元コード=で。



































