ヘリから800キロの鉄板落下、十津川村の山中 関電の資材運搬中
2016年08月5日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
関西電力は5日、十津川村長殿付近を同日午前10時20分ごろ飛行していたヘリコプターから、重さ約800キロの鉄板1枚が山中に落下したと発表した。けが人や建物への被害はなかった。
関電によるとヘリは「朝日航洋」(東京)が運航。鉄塔の建て替え工事のため、同県五條市のヘリポートから約3・2キロ離れた現場へ向かっていた。高度は約200メートルだった。
鉄板は縦約1・5メートル、横約3メートル、厚さ約2センチ。ヘリのフックに掛けたワイヤでつり下げており、ワイヤは残っていた。
ヘリは今年3月、福井県美浜町の山中で鉄塔工事の資材を落としたヘリと同じ機体で、国土交通省は事故につながる恐れのある重大インシデントと認定。運輸安全委員会が調査官2人を派遣し、6日に現地調査を行う。
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html