県立ろう学校初優勝、第2回手話甲子園
手話を使いながら歌や劇、ダンスなどを披露し、正確さや表現力を競う「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」の本大会が22日、鳥取県米子市で開かれ、奈良県立ろう学校が初優勝した。
演劇部員5人で耳の不自由な人々の内面世界を手話劇で描いた。障害の壁がない世界を夢見る気持ちを、ジョン・レノンの名曲「イマジン」に乗せて手話で表現すると、観客らは両手を顔の前で水平方向にひらひらと回す手話の拍手で応えた。
部長を務める2年生の伊藤鮎美さん(17)は優勝が決まった後、「うれしさで演技後よりも膝がガクガクです」と喜んだ。
昨年に続き、全国で初めて手話を言語として認める条例を制定した鳥取県での開催。応募47チームから選ばれた14都道府県20チームが出場した。
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