台風16号、奈良県内でも大雨、避難勧告 公立学校休校…影響大きく
台風16号の接近に伴い県内では20日午後、南部を中心に強い雨が降り、県や各市町村は大雨や強風、河川の増水、土砂災害への警戒態勢を強めた。一時、御所市の葛地区古瀬164世帯346人に避難勧告が発令されたほか、桜井市、御所市、葛城市、宇陀市、野迫川村、十津川村の全域と五條市大塔地区など計約6万7千世帯約16万人に避難準備情報が出された。
奈良地方気象台によると台風と前線停滞に伴い、降り始めの18日午前3時から20日午後5時までの総雨量は十津川村で195・0ミリ、曽爾村で183・0ミリに上った。県によると、午後5時現在で台風によるけが人はなく、住宅の被害情報はない。避難者数は79世帯127人に上った。
雨量が規制値を超えるなどしたため、南部では一部の道路で通行止めが行われ、22市町村を対象に土砂災害警戒情報が出された。天理市二階堂南菅田町では市道が一部冠水、約300メートルにわたって通行規制されたほか、桜井市北山で土砂が崩れ市道5キロが通行止めとなった。
御所市災害対策本部の担当者は「午後3時半から4時にかけてが最も雨が激しく降り、視界がさえぎられるほどだった。雨は一段落したが、情報収集とパトロールにあたりたい」としている。
県内全域で大雨暴風洪水警報が発令されたため、県内すべての公立高校37校、特別支援学校10校、小学校201校、中学校104校が休校となった。また、興福寺が午前11時で東金堂や国宝館などの拝観を停止したほか、唐招提寺も正午で門を閉めた。
奈良地方気象台によると、県内では午後3時ごろに最も台風による雨風の影響が強まったとみられる。21日は「湿った空気の影響などで曇り、雨が降るところもある」としている。
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