奈良県で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

【地震・防災を考える㊤】活断層 奈良も警戒 「注意度Sランク」北部縦断


4月に発生した熊本地震は活断層の動きによって引き起こされた地震だったとされる。奈良でも過去には、活断層の動きによって地震が発生し、民家や寺社などが被害を受けてきた。県内および周囲にどんな活断層があり、今後どう備えればよいのだろうか。2回にわたり検証する。      (北村理)
熊本地震は、布田川断層帯などが動いて引き起こされた活断層による地震だったとされる。地震前、断層帯の一部「布田川区間」の発生確率は「ほぼ0~0・9%」で「やや高い」と評価されていたが、「事前の評価内容が伝わりにくかった」という指摘もあがっていた。
地震の発生確率を検討している地震調査研究推進本部は、熊本地震後、地震評価の見直しを実施。全国の活断層について、発生確率により注意度を「S」「A」といったランク付けで警戒を呼びかける仕組みに変更した。
評価の見直しによると、奈良県内およびその周辺では、県北部を縦断する「奈良盆地東縁断層帯」のほか、「中央構造線断層帯」(金剛山地東縁、和泉山脈南縁)、滋賀県の「琵琶湖西岸断層帯」などが、今後30年以内の発生確率が最高の「Sランク」の断層帯と判定されている。

近づく南海トラフ地震 近畿直下型と相関関係

近畿地方で発生してきた地震は、内陸の直下型地震と南海トラフによる海溝型地震に分けられる。直下型地震は近年では昭和2年北丹後地震や平成7年阪神大震災。一方、南海トラフの地震は昭和19年東南海地震、21年南海地震などがある。
南海トラフの地震は沿岸部で津波などの被害が大きい。直下型地震は震源が浅く、建物倒壊による被害が大きいのが特徴だが、南海トラフの地震と近畿の直下型地震は相関関係がある。
南海トラフの地震を起こすフィリピン海、ユーラシアプレートに近畿の断層があるため、プレートのひずみがたまり南海トラフの地震が起こる可能性が高まると、ひずみが引き金となり、直下型地震が発生することになるという。
近年、昭和南海地震から70年たっていることから、南海トラフの地震が近づいていると指摘されているが、同時に近畿の直下型地震についても注意が必要ということになる。

855年 東大寺の大仏も被害

奈良県内は古来、県中部から北部にある断層帯や京都、滋賀などの活断層の影響を受けてきた。奈良市など県北部の盆地は京都市内や大阪市内と同様、軟弱な地盤に立地しているため、とりわけ、地震の揺れの被害を受けやすい。
そのため、民家はもとより、寺社が被害を受けてきた。その象徴ともいうべきは東大寺の大仏だ。
大仏開眼供養祭が行われた752年(天平勝宝4年)から約100年後の855年(斉衡2年)、大地震で東大寺の大仏の首が落ちたとされている。この被害は、鴨長明が「方丈記」で、1185年に奈良や京都、滋賀など広範囲に被害があった地震を記述する際に触れている。
鴨長明は「昔、斉衡のころとか、大地震振りて、東大寺の仏の御頭落ちなど、いみじき事ども侍りけれど、なおこの度(の地震)にはしかずとぞ(及ばない)」と記し、1185年の地震の大きさを測る尺度として持ち出している。
方丈記から300年前の出来事にかかわらず、大仏の被害は、その時代の人々の記憶にも残る出来事だったようだ。

五重塔は倒壊記録なし 揺れに合わせクネクネ?

過去の地震被害を語る際に、謎として建築の専門家が口にするのが「五重塔の不思議」だ。最古である法隆寺など明治維新以前に造営され現存する22の五重塔は、地震で倒壊した記録がないという。
かつて、東京帝国大の地震研究者は関東大震災の前に「五重塔を倒す地震は存在しない」と発表。実際、大震災で上野寛永寺の五重塔は倒壊しなかった。
倒壊しない理由は、塔の各層が構造上独立しており、地震の揺れに合わせ、「ヘビがくねくね動く(スネークダンス)」ように動くからだといわれるが、目撃証言はなく、また、なぜそのような構造にいたったのか不明なのだという。

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

読もうよ新聞読もうよ新聞

野球教室