「音楽とふれあい、楽しい」東大寺福祉療育病院で演奏会 奈良大宮ロータリークラブ
2016年11月7日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
音楽による病気の快癒を目指し、奈良大宮ロータリークラブ(潮田悦男会長)は東大寺福祉療育病院(奈良市雑司町)で、太鼓とギター・マンドリンの演奏会を開いた。同病院の重症心身障害児・者約60人は演奏後、楽器に触れるなどして肌で音楽を感じていた。
参加したのは生駒山麓太鼓保存会(15人)と帝塚山中学・高校のギターマンドリンクラブ(25人)で、太鼓は屋外で、ギター・マンドリンは食堂でそれぞれ演奏した。人工呼吸器をして病室を出られない患者のためには病室まで出向き、演奏した。
演奏会を企画した同ロータリークラブの高辻良成・奉仕プロジェクト委員長は、「患者も演奏者もともに『やってよかった』と笑顔をみせていた。本当に充実した1日を過ごせた」と喜んでいた。
同ロータリークラブは演奏会に合わせ、クッションチェアといったリハビリテーション器具など計10
点を同病院に寄贈した。