檜皮葺き本殿と文華殿の庭園、10月5日から一般公開 橿原神宮
橿原神宮(橿原市)は24日、来年春の神武天皇2600年大祭に合わせ屋根の葺き替えなどの修復工事が行われている本殿(重文)と、改修が終わった文華殿(同)の庭園を報道関係者に公開した。本殿などは10月5日~11月30日に一般公開される。
本殿は京都御所の元賢所(かしこどころ)で、入り母屋造り、檜皮(ひわだ)葺き。工事は今年2月から始まり、約480平方㍍の屋根の檜皮(約28万枚)の葺き替えは終了。古くなった飾り金具の磨き直しや新調などの作業が続いている。
一方、文華殿は天理市にあった旧柳本藩の武家屋敷。昭和42年に橿原神宮に移築され、同48年に庭園研究家の森蘊(おさむ)さんにより、建物に付属する庭園がつくられた。
だが40年以上が経過しため、伸びすぎた木を切ったり、芝生を張り直すなどの改修を実施。築庭当時の落ち着いた姿を取り戻した。
一般公開は有料。本殿は、西側の後門を入った場所から見学できる。文華殿のほか、勅使館と貴賓館も公開される。
詳しい日程は橿原神宮のホームページ(http://www.kashiharajingu.or.jp/)に掲載。問い合わせは同神宮(電0744・22・3271)。
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