【奈良クラブ】J3ライセンス獲得も、昇格へ「1試合も落とせない」
サッカーJリーグ入りを目指す日本フットボールリーグ(JFL)の奈良クラブに、J3昇格に必要な「J3クラブライセンス」が交付された。鴻ノ池陸上競技場(奈良市)で会見した矢部次郎ゼネラルマネジャー(GM)は、「昇格には残り1試合も落とせないが、可能性を信じて戦っていきたい」と意気込みを語った。
クラブライセンスは、ホームの規模などの基準を満たしたチームに交付されるJ3参入の申請資格。資格を得た上で、JFLで4位以内▽「Jリーグ百年構想クラブ」で2位以内▽年間のホームゲーム平均入場者数が2千人以上-などの条件をクリアすればJ3に昇格できる。
奈良クラブのホームスタジアムの鴻ノ池陸上競技場は、ピッチの長さ(105メートル以上)などの基準を満たしておらず、これまでライセンス申請ができなかった。奈良市が昨年、改修工事を実施。基準をクリアできる見通しがたったため、今回ライセンスが交付された。
奈良クラブの年間順位は現在6位。4位の鹿児島ユナイテッドFCとの勝ち点差は8で、残り6試合を全勝しても、鹿児島が4勝以上すれば逆転できない。また、平均来場者数2千人達成には残りホーム3試合で平均3700人を集めることが必要で、昇格にはなお厳しい課題が残っている。
奈良クラブのホームページは(http://naraclub.jp/)
【関連記事】JFL・奈良クラブ、河瀬監督の始球式で3試合ぶり「白星」
【関連記事】「鹿角唐草」とロゴで地域密着…JFL昇格の「奈良クラブ」が新ユニホーム
【関連記事】ホームでうれしい初勝利 JFLの奈良クラブ
【関連記事】“闘うサッカー”でJ昇格目指す JFL・奈良クラブに7選手加入
【関連記事】奈良クラブJFL昇格 矢部GM「再来年のJリーグ入り目指す」
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)