【バンビシャス通信】石橋新体制始動 「B3に降格するわけにはいかない」
成績不振による事実上の解任となったジェリコ・パブリセビッチ氏(66)の後任としてヘッドコーチに就任した石橋晴行氏(44)。ホームゲームの初陣こそ落としたが、2戦目の11日には初勝利をあげた。得点力のあるジョシュア・ドラード選手(31)が離脱する苦しい状況だったが、チーム全員が勝ちへの執念をみせ、延長戦をものにした。
今月9日、B2西地区6チーム中6位という成績で、ジェリコ氏との契約が双方合意の上で解除となった。
ジェリコ氏は「残念ながら私やブースターの皆さんが願っていたようなチーム作りを達成することはできなかった。チームがブースターやスポンサーのために今よりいい結果を出してくれることを願っている」などとコメントした。
ヘッドコーチとしての豊富な経験を歴史の浅いバンビシャスに与え、成長途上のクラブに大きな影響を与えていただいたことに変わりはない。
アシスタントコーチ兼選手だった石橋氏がヘッドコーチ兼選手として就任したが、現在、B2の18チーム中17位。石橋ヘッドコーチは、「まず目の前の1勝をつかみにいく。B3に降格するわけにはいかない」と厳しい表情をみせる。
Bリーグの現役のプレーヤーでは、レバンガ北海道の折茂武彦氏(47)に続き2番目にプロキャリアが長い石橋ヘッドコーチ。対戦相手の能力や特徴を熟知していることはいうまでもない。
「調子がいい選手をどんどん起用し、ディフェンスでは足を動かして、相手にプレッシャーを与えていく」とディフェンス面での徹底強化をする方針だ。
次節のホームゲームは3月3、4の両日、アースフレンズ東京Z戦(中地区6位、15勝23敗)。残り試合も少なくなってきた中で、一戦一戦が大きな意味をもつ。 (バンビシャス広報 和田真智子)
【ホーム試合予定】アースフレンズ東京Z戦‖3月3日(土)午後6時、3月4日(日)午後2時▽ならでんアリーナ(奈良市中央体育館)