【やまと人巡り】「奈良に貢献したい」200本超の動画作成 奈良市広報戦略課、高松明弘さん(36)
2018年04月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「地域のことを24時間考えられるのが公務員の仕事。安定した仕事だからこそもっとチャレンジしたい」。そう語るのは奈良市広報戦略課の高松明弘さん(36)。
奈良市出身で平成17年に大阪府立大工学部を卒業。両親が教員だったこともあり、学習塾講師や県内の私立中高一貫校で教鞭をとったが、「教え子は次々と県外へ出ていってしまう。教育だけでは奈良に貢献できないのでは」と感じ、27年に奈良市へ入庁した。
市の「動画広報」の担当職員として、市の政策や街のイベントを毎週金曜日に市のホームページで紹介する「奈良市ニュース」など、これまでに200本以上の動画を制作してきた。
業務外でも職員の自主勉強グループを立ち上げ、役所の外では奈良の魅力発信、地域活性化を地元の若手社会人らと考える地域団体「編集奈良」の代表も務める。
「公務員の仕事は働き方次第でとても面白いものにできる。地域社会やまちづくりに関わるおもしろさをより多くの若い世代と共有したい」と意気込む。 (啓)