大神神社「秋の大神祭」 巫女の舞に子供御輿
2018年10月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
秋の豊穣に感謝し、国家安泰を祈る「秋の大神祭」が24日、桜井市の大神神社であり、参拝客らが巫女の優雅な舞や迫力ある太鼓の音に酔いしれた。
同祭は2千年以上の歴史を持つとされ、祭りの無事を願う23日の「宵宮祭」、無事に終えたことを報告する「後宴祭」と合わせ、3日間開催される。
この日は巫女が神楽「うま酒みわの舞」を奉奏した後、「ワッショーレ」と威勢のいいかけ声が響く中、約300人の氏子が太鼓台2台と子供御輿5台で付近を練り歩いた。
大阪市から訪れた主婦の中村啓子さん(70)は「太鼓の音が響き、とても迫力がある。元気の良い子供御輿を見て、こちらも元気をもらえます」。子供御輿を引いた市立三輪小学校5年の河合優希さん(11)は「みんなでやると一体感がある。しっかり大きい声を出すことができた」と話した。