奈良交通バスの位置情報表示サービス 県内全路線に
2018年12月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良交通は3日から、運行中の路線バスの位置情報をリアルタイムでバス停の電子掲示板やスマートフォンに表示する「バスロケーションシステム」サービスを県内の全路線バスに拡大する。現在は奈良市中心部だけがサービスの対象地域だが、県内全域で使えるようになり、県民のバス利用がより便利になる。
同システムは3月から、奈良市内の路線バスを対象に導入されている。バスに搭載した衛星利用測位システム(GPS)を使い、近鉄奈良駅やJR奈良駅など主要な停留所に設置された電子掲示板のほか、専用サイト「奈良バスなびweb」にアクセスすれば、パソコンやスマホでもバスのルートやリアルタイムの走行位置が確認できる仕組みだ。
奈良交通担当者は「今後は奈良市内の観光客だけでなく、日常生活でバスを利用している多くの県民にとって便利になる」として、サービスの利用を薦めている。