「ピラミッド」「タワー」で7人骨折 県教委が「組み体操」実態調査
運動会・体育大会で披露される「組み体操」の事故防止対策として大阪市教育委員会が「ピラミッド」の高さに規制を設けたことを受け、県教委が県内公立学校を対象に実施状況を初めて調査した結果、平成26年度は小中学校で7人が骨折していたことが分かった。県教委は安全性に配慮するよう、市町村教委などに注意喚起を行うとともに、児童、生徒の体力や状況に応じた適切な指導を行うよう要請した。
調査は小学校202校、中学校104校、高校41校、特別支援学校10校に実施。昨年度、組み体操を実施したのは小学校182校、中学校30校、高校6校、特別支援学校2校。実施校の多くで、四つんばいで重なる「ピラミッド」や、肩に乗る「タワー」が取り入られていた。
具体的な事故内容は、「ピラミッド」で小中学校で21人が負傷し、うち2人が骨折。「タワー」では25人がけがを負い、5人が骨折したという。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)