破魔矢や「子」の一刀彫 大神神社で迎春準備
2019年12月16日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
桜井市の大神神社で、正月に参拝者に授けられる破魔矢や、来年の干支「子」(ネズミ)の一刀彫りを準備する作業が本格化している。同神社は正月三が日で50万人以上の参拝者を見込んでおり、約2万5千点の縁起物が用意される。
作業は拝殿横の勅使殿で行われ、白衣に緋袴姿の巫女たちが交代で担当。ネズミを描いた絵馬を破魔矢に取り付けたり、一刀彫りを和紙で包んで桐箱に納めたりする作業に精を出している。
作業は先月下旬から始まり、今月下旬まで続けられる予定。巫女の箕井彩乃さん(19)は「初詣に来られた皆さんが新年を幸せに迎えられますようにという思いを込め、きれいに調整しています」と話している。
一刀彫り(大6千円、小3千円)や絵馬(500円)は境内の授与所で購入できる。破魔矢(大3千円、小2千円)は15日から授与される。