「真相解明で地域社会に貢献」、秋山検事正が着任会見
2日付けで奈良地検に着任した秋山実検事正(54)が会見し、「一つ一つの事件に誠実に取り組み、真相解明を通じて地域社会に貢献したい」と抱負を語った。
秋山検事正は東京都出身。慶応大法学部を卒業後、東京地検検事を振り出しに、法務省訟務局や同省民事局民事第一課長など民事部門を多く経験。福岡地検刑事部長も務めた。「事件の大小でなく、窃盗や傷害など一人一人の生活を直接脅かすような事件が印象に残っている」と話した。
好きな言葉は、元慶応義塾塾長、小泉信三の「練習は不可能を可能にす」や「縁の下の力持ち」。クラシック音楽鑑賞が趣味でビオラも演奏するといい、奈良については「伝統文化や歴史を人々の生活とともに肌で感じることができる土地柄。外国人も多く訪れるので、生活習慣の違いによる若干のトラブルなども、一つ一つの事件を通じて払拭していきたい」と力を込めた。
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