糸電話12人同時に話せたよ、宇陀で児童が体験
2015年10月9日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
10日から始まる「奈良・町家の芸術祭はならぁと」(実行委主催)を前に、今回メーンの「こあ」会場の一つ、宇陀市にある市立大宇陀小学校で、糸電話を使ったワークショップが開かれ、児童らが糸電話での会話などを楽しんだ。
宇陀市内では「はならぁと」の「こあ」会場として江戸末期の町家「マルカツ」などを舞台に、24日から演劇や作品展示が行われる予定。ワークショップは「糸電話を用いた参加型演劇」を上演予定の演出家、武田力さん(32)が主宰し、同校4年の児童約40人が参加した。
ワークショップでは、最大12人が同時に会話できる糸電話や、風船を糸に触れさせて会話に〝参加〟するなど、さまざまな糸電話でのコミュニケーションを実施。芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」の朗読を聞きながら、糸電話でつないだ段ボール箱に入って会話をするなどして楽しんだ。
参加した同校4年の網田真惟子さん(10)は「糸電話は2つのコップを使うのが普通だけど、今日はたくさんつないで話もできて、すごいと思った」と話していた。
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