奈良市長、1都3県など感染拡大地域への往来自粛求める
2021年01月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市の仲川げん市長は5日、緊急事態宣言が再発令される見通しとなった1都3県や大阪府などの感染拡大地域への不要不急の往来を控えるよう市民に要請すると明らかにした。
この日開かれた新型コロナウイルス対策会議後の会見で仲川市長は、「仕事もテレワークなどを考えてもらいたい。行動変容しないと感染は止められない」とし、「宣言を待たず、今すぐにでも東京都などとの往来を控えてほしい」と強調した。さらに法事やそれに伴う会食などで感染事例が出ているとして警戒と対策の徹底を呼びかけた。
また、市は新型コロナから回復した障害者施設の職員と利用者を対象に無償でPCR検査を実施することを決めた。
市内で昨年12月下旬から障害者施設でクラスター(感染者集団)が3件発生したことを受けた措置で、再陽性による感染蔓延などを防ぐのが狙い。