プラスチック製の「近大マスク」、大和高田市へ寄贈
2021年01月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
近畿大学理工学部の西籔和明教授らが、大学の新型コロナウイルス感染対策のプロジェクトとして開発したプラスチック製のマウスシールド「近大マスク」を120個、大和高田市に寄贈した。
近大マスクは、口元や鼻を覆う部分や、耳にかける眼鏡のつるの部分が柔らかく、装着位置の調整が可能。体育会の部員らに試験的に装着してもらい、息苦しくないような工夫も取り入れた。製造は大阪府東大阪市の町工場が協力。2月から小売店でも販売される予定だという。
大和高田市出身で、在住者でもある西籔教授は、「生まれ育った大和高田市はものづくりの町。近大マスクをきっかけに、コロナ対策商品がこの町からもぜひ生まれてほしい」と期待を込めた。
堀内大造市長は「手話通訳など口元が見える重要な現場で使いたい。表情が見えるため保育士などに付けてもらえると、子供たちも安心しそうだ」と話していた。