「大和な雛まつり」昭和初期のひな人形も
2021年03月1日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
早春の城下町を彩る「大和な雛まつり」が大和郡山市の旧市街地で始まった。寺社や民家など約90カ所にひな人形を展示するイベントで、各所で飾り付けが行われている。
主催は大和郡山市商工会と市観光協会。近鉄郡山駅からJR郡山駅周辺を会場とし、観光名所になっている旧遊郭の建物「町家物語館」には昭和初期のひな人形が飾られている。
新型コロナウイルス感染防止のため例年、開催していたコンサートは中止。展示場所も昨年より30カ所減っているが、同館で飾り付けをした小山昌子さん()は「コロナで(気分が)沈んでいる世の中の癒しになってもらえたら」と話した。
藍染め商の町家を再生した箱本館紺屋には、つるし雛や、金魚が泳ぐ水槽を並べたひな檀を展示。商業施設「アスモ大和郡山」では、市内の幼稚園や保育所、こども園の園児たちが作成した手作りひな人形もお目見えする。
3月7日まで。問い合わせは市商工会(0743・53・5955)。