御金魚帖 大和郡山市のやなぎまち商店街
2021年03月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
大和郡山市のやなぎまち商店街は、同市で養殖が盛んな金魚にあやかる御朱印帖ならぬ「御金魚帖」を制作した。スタンプ集めをきっかけに買い物客も増やしたい考えだ。
御金魚帖は薄い水色と赤色が表紙の2種類で、B5版サイズ、40㌻。組合に加盟する33店舗には店舗をイメージしたオリジナル御金魚印が置かれる。
学生服を手掛ける「イトブン」の印は、学生服に身を包んだ生徒が商店街を闊歩する様子を見守る金魚の姿、レストランの「彩食キッチンBonやなぎ店」はナイフとフォークを持つ金魚が描かれている。他店のものも碁石を眺める金魚や、掃除をする金魚、桶で入浴を楽しむ金魚など、すべて金魚づくし。御金魚印は関西在住のイラストレーター14人が手掛けた。
北谷光徳・郡山柳町商店街協同組合理事長は「御金魚帖を片手にぜひ郡山に遊びに来てもらいたい。街歩きの楽しみにしてもらえればうれしい」と話す。
同商店街の加盟店舗のほか、市観光協会や藍染体験施設「箱本館紺屋」などで残り4千部を8日以降に無料配布する。