18チームが熱戦 還暦野球WMGプレ大会
ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西の公開競技「還暦野球」のプレ大会(宇陀市主催、日本生涯還暦野球協会主管)が22日まで、佐藤薬品スタジアム(橿原市)などを会場に開かれ、10府県から参加した18チームが熱戦を繰り広げた。
還暦野球は60歳以上の選手による軟式野球。宇陀市は同競技の普及に力を入れており、コロナ禍のために開催が来年に延期されたWMG2021関西でも、会場を引き受けることが決まっている。今回の大会は、来年の本番に向けての前哨戦として企画した。
開会式では、大会会長の金剛一智宇陀市長が「高校球児に負けない熱い戦いを期待しています」とあいさつ。奈良マスターズ主将の東尾文夫さん(70)が「日ごろの練習の成果を発揮し、けがのないよう戦っていくことを誓います」と選手宣誓を行った。
11人で攻撃して9人で守るなど独自のルールがある還暦野球だが、大会には90歳を最高に「還暦超え」の約400人が参加。初日の20日に準決勝までが行われた還暦の部は、21日の決勝が雨天中止となったため、決勝に進んだ京都シニアスターズ(京都府)と守山TCマスターズ(滋賀県)の両チームを優勝とした。22日は70歳以上の古希の部が行われ、国府球友会(徳島県)が優勝した。