新型コロナワクチン、県内でも高齢者接種始まる
2021年04月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
新型コロナウイルスの感染対策として12日始まった歳以上の高齢者へのワクチン接種。県内では、奈良市や大和郡山市などの高齢者施設で優先接種が開始されたほか、天理市では集団接種会場で一般住民を対象とした接種が行われた。
当面は高齢者施設の入所者らを優先する自治体が多く、一般住民への接種が本格化するのは5月ごろからとみられる。
大和郡山市ではこの日、特別養護老人ホーム「あすなら苑」(宮堂町)で接種が行われ、トラブルもなく1時間ほどで終了したという。
一方、集団接種が行われた天理市では事前予約をした30人の市民が接種。「早く接種できてよかった」、「ほっとした」などの声が聞かれた。
接種を受けた辰巳初峰さん(80)は糖尿病を患っているといい、「かかりつけ医に相談してワクチン接種を希望した。副反応も怖いが、感染して医療従事者に世話をかけるのは嫌だった」と話した。