奈良市「緊急警戒警報」発令
2021年04月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
新型コロナウイルスの急拡大を受け奈良市は20日、独自の「緊急警戒警報」を発令した。独自警報の発令は生駒市、天理市に次いで県内3市目。仲川げん市長は「近隣市が面的に警戒を促し雰囲気を引き締めたい」と話した。5月5日まで。
仲川市長はこの日行われた新型コロナ対策会議後の会見で、「緊急事態宣言はまだ必要ではないが、蔓延防止等重点措置については一刻も早く講じるべきだ」と述べた。
市は発令に伴う措置としてクラスター(感染者集団)防止のため、福祉施設入所者の家族との面会自粛を要請。また、市内の飲食店を市職員が巡回して、感染対策を実施している店舗には認証を与える取り組みも始める。
このほか、食事中を含めマスクなしの会話は避けるほか、感染対策が実施されていない飲食店を利用しないよう呼びかけている。