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行基供養堂か 貴重な発見も保存難しく


 東大寺を望む高台の菅原遺跡(奈良市疋田町)で見つかった類例のない円形遺構。20日、県と元興寺文化財研究所が発表し、奈良時代の高僧、行基の供養堂の可能性が浮上している。宅地造成に伴う発掘調査で発見されたため、県は国史跡の指定を前提に、遺跡周辺の土地を購入することで保存を図ろうとした。だが、開発業者との交渉は不調に終わり、専門家からは残念がる声が上がる。
 「前例のない遺跡が出てきているらしい」
 同研究所の発掘調査の情報が、県や奈良市の文化財担当者の耳に入ったのは昨年11月。12月には価値の重要性が明確となった。
 事業者の開発計画では、宅地造成のため、今回の調査地全体の地盤は3~8㍍切り下げられ、遺構は完全に消滅する。保存するには、行政が土地を買い取る以外に選択肢はない状況だったという。
 奈良市と県によると、両者の文化財担当者が昨年11月末以降、数回にわたり事業者側に保存の協力を呼びかけた。事業者側は「土地を買ってくれるならば応じる」という姿勢を見せた。しかし、公費で保存するべきかを話し合う行政の審議会は開かれず、職員が口頭で対応するに終わった。
 当初、発掘成果の発表は3月に予定されたが、県はその直前に土地を買い取るための交渉に乗り出すとして発表を延期。県の担当者は「今回の遺跡とその周辺を鑑定価格で事業者側から買い取る交渉をしたが、価格面の条件が合わなかった」と説明する。

回廊跡(手前)や円形遺構(調査員3人が立っている場所)が発見された発掘現場。東大寺や平城京を見渡す絶好のロケーションだ=奈良市疋田町


 文化財行政に詳しい坂井秀弥・大阪府文化財センター理事長(文化財学)は「今回のようなケースは、事業者の善意にすがるだけでは保存は実現しない。遺跡を維持管理することになる自治体の残す覚悟と一体的な行動が必要だが、その動きが遅かったのが悔やまれる」と話した。

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