天理大生らが耕作放棄地にひまわり栽培 地元住民と協力
2021年06月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
天理大(天理市)の学生らと同市杣之内町の地元住民ら約40人が協力し、同町の耕作放棄地にひまわりの種約6千粒を植えた。同町の自治会が同大人間学部の谷口直子准教授に提案したことがきっかけ。学生や市民らとの交流を目的にひまわりの種を植える「プロジェクト」としてスタートした。
東日本大震災から10年となったのを機に、防災の意識を高めようと、福島県のNPO法人が進める「福島ひまわり里親プロジェクト」の種も含まれているという。2月末ごろから耕作放棄地の整備に取りかかり、枯れた植物を取り除いて畝を作ったり、雑草の根を除去したりした。花が咲いたら、周辺で出店やワークショップなどのイベントを開催する予定。
プロジェクトリーダーを務める天理大人間学部3年の高井直輝さん(22)は、「このプロジェクトをきっかけに人のつながりを作り、天理市を盛り上げたい」と話した。