梅酒の仕込み 甘酸っぱい香り一面に
2021年06月24日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
梅の収穫の最盛期を迎え、酒蔵「梅乃宿酒造」(葛城市)で、梅酒の仕込み作業が始まり、蔵にはさわやかな甘酸っぱい香りが一面に広がった。
担当者が大粒で熟した西吉野産の梅を次々と袋に詰め、酒の入った大きなタンクに漬け込んだ。同社では6月末までに約41㌧の仕込みを予定。梅酒はタンクで熟成された後、1年半後に出荷されるという。
担当の竹内直己さん(34)は、「今年は雨も多くて実の状態は丸々としていて良好。出来上がりが楽しみ」と話していた。
同社では梅酒の輸出が急増しているといい、新型コロナウイルスの影響で国内の売り上げが落ち込む中、日本酒を含む梅酒やリキュールの売り上げ全体の約4割を輸出が占めているという。