特殊詐欺に気を付けて 高校生ら生駒駅でアナウンス
2021年07月1日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
特殊詐欺などの被害を防止しようと、生駒署は管内の高校の放送部員と協力し、近鉄生駒駅で乗客に注意を促す啓発アナウンスを収録した。来年3月末まで同駅構内で午前10時から午後4時まで放送される。
収録に参加したのは、生駒高校3年で放送部長の藤原皐京さん(18)と3年で副部長の長峯悠真さん(17)、奈良北高校2年で放送部の河野真耶さん(16)。
3人はマイクに向かって「不審な電話があれば、警察や家族に相談しましょう」などと呼びかけた。詐欺以外にも痴漢や盗撮の啓発アナウンスも収録した。
同署の管内で1月から5月末までに発生した特殊詐欺被害は計7件。昨年同時期と比べて減少しているものの、被害額は計約1370万円と横ばいになっているという。
河野さんは「声の高さや読み方に気を付けて収録した。アナウンスを聞いた人に、気を付けようと思ってもらえれば」と話していた。

啓発アナウンスを収録する生徒ら