山辺高サッカー部の太田凱翔主将 ドイツ名門チームから練習に招待
2021年08月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

太田凱翔さん
県立山辺高(奈良市)2年で、サッカー部主将の太田凱翔選手(17)が、ドイツの名門クラブの2チームから招待を受け、2日から現地で練習に参加している。実力が認められた場合、18歳となる来年にチームと契約を結ぶ可能性があるという。
プロを目指す太田選手は身長170㌢、体重㌔。得点力の高いフォワード(FW)で、1年生から主将を務めている。6月の全国高校総体(インターハイ)県予選決勝では相手高から2得点を挙げる活躍をみせ、2-2からのPK戦の末、初優勝を果たす原動力となった。
招待を受けたのは、ブンデスリーガ1部の「レバークーゼン」と「シュツットガルト」。山辺高と提携するボスコヴィラサッカーアカデミーの興津大三監督()が、欧州のサッカーリーグに精通したエージェントにプレー映像を送るなどし、両チームから実力が評価されたという。
7月末に記者会見した興津監督は「左右の両足とヘディングの3つのシュートの精度がどれも高い。ドイツの選手はフィジカルが屈強で(FWにとって)一番難しく、大きな刺激になる」と飛躍を期待。太田選手は「ドイツのスピードやパワーに立ち向かうことで攻撃のバリエーションを増やし、世界で活躍する選手になりたい」と将来を見据えた。