犯罪被害者支援に役立てて 売り上げ一部を寄付する自販機
2021年08月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

なら犯罪被害者支援センターに売り上げの一部が寄付される自販機=奈良市
県内の損害保険会社4社が、公益社団法人「なら犯罪被害者支援センター」に売上金の一部が寄付される自動販売機を新たに4台設置した。
同センターでは電話相談や裁判への付き添いなどを通し、犯罪被害者やその家族を支援している。県からの補助金のほか、賛助会員からの会費や寄付金などを資金に活動しているものの、財政状況は厳しいという。
売上金の一部が寄付される自販機は約10年前から設置が始まり、今回で県内計104台となる。このうち損保ジャパンの奈良支店(奈良市)では、もともとあった自販機を4月に寄付できるものに変更した。
同センターの福井学専務理事は「センターの活動を少しでも多くの人に知っていただく機会にもなれば」と話している。