「社会や企業の意識問われる」、障害をもつ子供の就労を考える学習会
2015年10月12日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
障害をもつ子供の就労などを通じて自立を促す手法「ぷれワーキング」について考える学習会が11日、奈良市の市はぐくみセンターで開かれ、保護者や教職員、施設の職員らが参加した。
学習会では、障害者の就労を支援する「サポート21・なら」(奈良市)の馬郡繁代表が講演し、早期から「働くこと」など進路を考え、職業観を育成する「ぷれワーキング」の重要性を指摘。馬郡代表は「障害があるから働けないと考える保護者もいるが、障害があっても働くことはできる」と話した。
また、全国で先駆けて「ぷれワーキング」に取り組んできたNPO法人就労継続支援A型事業所協議会(岡山市)の萩原義文理事長は「職業選択の自由を尊重することが最も重要」とし、「受け入れる側の企業や社会の意識の持ち方が問われている」と強調した。
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