絵画と書で万葉の歌表現 明日香村でギャラリー展示
2021年08月24日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
万葉集の歌から感じたことやイメージしたことをテーマに、小中高生らから募集した絵画と書の作品を紹介する第2回万葉ギャラリー展が、万葉文化館(明日香村)で開かれている。9月日まで。計394点が寄せられ、全作品を展示している。
課題歌の1つは持統天皇の「春過ぎて 夏来るらし 白たへの 衣干したり 天の香具山」。川で白栲(白い布)を洗う女性を描いた作品や山をバックに白い衣だけを表現した絵画や、「夏めく」「夏山」「涼風」などと記した書といった個性豊かな作品を見ることができる。
山部赤人の歌を題材にした「富士山」や、柿本人麻呂の歌をテーマにした作品も数多く展示されている。

個性豊かな作品がならぶ万葉ギャラリー展=明日香村