リモートで金魚すくい ロボット開発で世界の人に楽しみを
2021年10月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
人との距離を気にせず遠隔操作で金魚すくいが楽しめるロボットの開発に、大和郡山市でプログラミング教室を主宰する団体「ギブテクウインウイン」が取り組んでいる。
コントローラーとロボットをコードでつなぐことで「密」を避けて操作できるタイプと、会場にいなくてもスマートフォンやタブレットで操作できるタイプの2種類。
団体は、DMGMORIやまと郡山城ホールで「リモート金魚すくい体験会」を開催。電動式ロボットアームをコントローラーで操作した郡山高校3年の安達優太郎さんは「ポイを引き上げるタイミングが難しいが、ロボットで金魚すくいができるのは驚き」と楽しそうに話していた。
同市の夏の風物詩「全国金魚すくい選手権大会」は今年も新型コロナウイルスの影響で昨年に続き中止となった。
団体を主宰するプログラマーの奥田英利さんは「遠隔操作ができる金魚すくいロボットを開発すれば、会場に来ることができなくても全世界の人に金魚すくいを楽しんでもらえる」と夢を語り、より思い通りに動くロボットの開発を続けている。