飲み比べ楽しんで「奈良のふゆ酒」5銘柄
2021年10月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県内の5つの蔵元がそろい踏みする「奈良のふゆ酒 飲み比べシリーズ」が発売された。企画した酒類卸の泉屋(奈良市)は、「鍋料理や煮物によく合う熟成された味を楽しんでほしい」とアピール。同市内の小売店のほか、ネット通販で計約4千本を売り出す。
今西清兵衛商店(奈良市)の「春鹿」、八木酒造(同)の「升平」、奈良豊澤酒造(同)の「豊祝」、北村酒造(吉野町)の「猩々」、梅乃宿酒造(葛城市)の「梅乃宿」の5種類。いずれも500㍉㍑入り1078円。
昨年に仕込み、ひと夏寝かせた「ひやおろしタイプ」で、ソーダで割る「奈良しゅわボール」にもよくなじむという。
同シリーズの販売は今年で8年目。新型コロナウイルス感染拡大により飲食店での酒類販売は落ち込んだが、泉屋の今西栄策社長は「飲み比べシリーズはネット販売が好調で、県外からの注文が増えている。『家飲み』を楽しむ人が多いのでは」と話している。