SDGs達成へ「学び旅」に参加 香芝高
2021年11月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

地域の課題解決に向けたアイデアを発表する生徒たち=香芝市
国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の視点から奈良の歴史文化遺産を体験するプログラム「奈良SDGs学び旅」に参加した県立香芝高校(香芝市)の2年生が学習成果を発表した。社会が抱える問題を身近に感じることができたといい、解決策についても考えた。
奈良SDGs学び旅は、奈良商工会議所や奈良教育大学などでつくる協議会が開発。歴史と文化、自然を学習するガイドブックをもとに「東大寺」「春日山原始林」「ならまち」の3つのコースが体験できる。
香芝高では、プログラムに参加した普通科表現探究コースの1、2年生人のうち2年生人がグループに分かれて発表。自分たちができる課題解決への道筋をタブレット端末や電子黒板を使って説明した。
春日山原始林について発表した長谷場滉典さんは「気候変動の影響で土砂崩れが起きていることなど、ガイドの話を聞いて初めて知った。自然に触れることで、身近な問題として発表できたことは貴重な体験」と話した。今後、授業の一環で英語でも発表する。