地産地消のサツマイモスイーツ完成 天理
2021年11月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

サツマイモの収穫にかかわった天理中学生、天理大学生ら
天理市産の秋の味覚を楽しんでもらおうと同市内の洋菓子店が、自治会の有志が育てたサツマイモを使ったスイーツを商品化した。収穫に協力した学生らは「多くの人に食べてもらいたい」と期待を寄せている。
サツマイモは、杣之内町自治会の有志が休耕田を活用するため平成30年に立ち上げた「杣之内ファーム」で生産。今春、サツマイモの苗670本を植え、10月中旬に天理大学生や天理中学生、子育て支援サークルのメンバーら計約人が協力して収穫した。
同自治会の中嶌和人区長はイベントなどで提供する焼き芋に適さないサツマイモを有効活用しようと、洋菓子店「パティスリーヒサソ」のオーナーパティシエ、大杉治城さんに相談。大杉さんは、サツマイモプリンとスポンジを重ねたパフェ、レアチーズケーキ、クッキー、パウンドケーキの4種類を考案した。
「天理市産の秋のスイーツとしておいしさを存分に感じてもらえたら」と大杉さん。
収穫に携わった天理中の生徒会長、當城優和さんは「自分たちが掘ったサツマイモを商品にしてもらい感謝」、天理大3年の名須恵太さんは「自分たちが作るスイーツをふるまえる日が楽しみ」と話した。
月中旬まで販売予定で、価格はパフェ500円など。