薬師寺の梅、楽しんで
2021年12月29日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

薬師寺境内で収穫した梅の実でつくった梅干し=奈良市
薬師寺(奈良市)は境内で収穫した梅の実を使って梅干しをつくり、同寺東僧坊で取り扱いを始めた。
境内には多くの梅の木があり、例年約700㌔の実が収穫される。これまでは一部の人に分けていたが、より多くの人にその味を楽しんでもらうため和歌山県内の業者に委託して梅干しを製造し、「薬師寺の梅」と名付けた。
取り扱っているのは塩で漬け込んだ白干し(120㌘、600円)と、しそ漬け(同)、ハチミツ漬け(300㌘、2100円)の3種類。
河野泰隆・広報室主事は「この梅干しを食べてコロナ禍を乗り越えていただくとともに、薬師寺の梅を知ってもらいたい」と話している。