新型コロナ対応、特別救急専属隊が再始動 生駒市
2022年01月11日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

特別救急搬送専属隊の隊員らを前にあいさつする生駒市の小紫雅史市長=同市
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」による感染が急拡大していることから、生駒市は消防本部の「特別救急搬送専属隊」の運用を再開した。約1カ月間、3交代制で新型コロナの陽性者らを専用救急車で医療機関に搬送する。感染が沈静化していた昨年12月に運用を止めていたが、1カ月での再開となった。
同市消防本部で行われた選任式には、「第次隊」の消防職員9人が出席。小紫雅史市長が「(これまでと)同様の警戒感を持ち装備をしていても感染の可能性もある。感染防止を最優先にした上で、患者の命を守る行動をとってほしい」と述べた。
専属隊は、新型コロナの感染が拡大した令和2年4月に発足。昨年12月までの出動件数は計166件。
今回、専属隊として10回目の選任となる救急救命士の井上雅照さんは、「二次感染の防止が市民の安心安全につながる。気を引き締めて搬送に当たりたい」と話した。