藤ノ木古墳の復元品を公開 橿考研博物館
2022年01月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

復元品の履。多くの飾りが付いている=橿考研付属博物館
皇子クラスの人物の墓とされる藤ノ木古墳(6世紀、斑鳩町)で見つかった副葬品の復元品が、橿原市の橿原考古学研究所付属博物館で公開されている。
藤ノ木古墳では昭和63年に未盗掘の石棺の開棺調査が行われ、金銅製品や繊維製品など豪華な副葬品が出土。大きな注目を集めた。
復元品は常設展示室に並べられ、金銅製の履と大帯のほかに玉簾状ガラス製品や掛布、大型のネックレスなど。いずれも開棺調査後、橿考研が復元した。
普段は収蔵庫におさめられ、一括公開は珍しい。館のリニューアルに伴う資料の展示替えの一環として、期間限定で公開することにした。23日まで。