障害持つ若者のアート 県内4カ所で作品展
2022年02月14日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

自身の作品「希望の花」を手にする今西芽さん(ならチャレンジド提供)
障害のある若者が描いた作品を展示する「きらり まちなかアート」が県内4カ所で開かれている。主催するNPO法人ならチャレンジドの赤川義之理事長は、「障害者への理解や地域の人との交流につながれば」としている。
展示会場は、南奈良総合医療センター(大淀町)▽奈良中央信用金庫高田支店(大和高田市)▽南都銀行富雄支店(奈良市)▽道の駅レスティ唐古・鍵(田原本町)。
南奈良総合医療センターには、天川村在住の今西芽さん(19)が色鉛筆で仕上げた作品「希望の花」が展示されている。
ダウン症の芽さんは、小さなころから細かな作業が得意だったという。母の奈保美さん(59)は「コロナ下で暗い世の中だからこそ、娘は自分の好きなピンクをメインの色調に据え、明るいイメージの作品となっている」と話した。
展示は年間を通じて行い、作品は3カ月ごとに入れ替える。無料。新型コロナウイルスの影響で変更の可能性がある。