奈良市が高齢者向け宿泊療養施設 酸素ステーションも
2022年02月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市は、新型コロナウイルスに感染し入院の必要はないが自宅療養が難しい高齢者を対象とした宿泊療養施設を設置する。同市の南福祉センターで21日から運用を始める。定員は10人程度。
仲川げん市長は「病院に入るほどではないが自宅療養が困難で介助が必要な人が、行き場のない状況を解決したい」と話した。同施設では医師が巡回し、看護師が常駐。容体が急変した場合には市のフォローアップセンターなどと連携して対応する。
また、搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」に対応するため、一時的に酸素投与ができる酸素ステーションも新たに設置する。市の休日夜間応急診療所に隣接する場所に設け、月内に稼働する予定。