修理された文化財 奈良博で展示
2022年03月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

特集展示で公開されている金銅装山伏笈=奈良市の奈良国立博物館
近年修理された彫刻や絵画などの文化財を公開する特集展示が、奈良国立博物館(奈良市)で開かれている。重要文化財3件を含む10件を展示している。27日まで。
展示品のうち、奈良・法徳寺の文殊菩薩坐像は鎌倉時代の作で、修理では表面のクリーニングや彩色層の剥落止めなどを施した。同館所蔵の金銅装山伏笈は室町時代の作。修験道の山伏が仏像、仏具を収納する背負い具で、補修されたこの品には五仏が付属している。このほか、京都・大覚寺の五大虚空蔵像(重文)などを展示している。
22日は休館。観覧料金は一般700円など。