「あさがお塚」訪れる人にアサガオの種を 奈良文化高校生徒らが村に寄贈
2022年03月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

明日香村の森川裕一村長(右)にアサガオの種を贈る生徒ら=同村役場
「あさがお塚」とも呼ばれる明日香村の牽牛子塚古墳の復元整備完成を記念し、奈良文化高校(大和高田市)の生徒らが、村役場を訪れ、森川裕一村長にアサガオの種を贈った。村は、村埋蔵文化財展示室で来館者に配布する。
同校の校章は、牽牛子塚古墳出土の七宝飾り金具(重要文化財)がモチーフ。昭和40年の開学当時、大和史跡論を担当していた教員らが中心となって検討し、六角形の飾り金具を校章のモチーフにすることを決めたという。
今回、生徒や教員がアサガオの花をデザインした折り紙の袋を200個つくり種を封入。生徒会長の2年、虻川礼寧さんが森川村長に手渡した。虻川さんは「種を受け取った皆さんが、種まきをして花を咲かせてほしい」と話した。