春の交通安全運動 15日まで取り締まり強化
2022年04月7日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

白バイやパトカーに乗りパトロールに出発する警察官ら=奈良市
春の交通安全県民運動が6日始まり、奈良市の県警本部第二庁舎で出発式が行われた。15日までの期間中、県警は啓発活動や交通指導取り締まりを強化する。
出発式では交通機動隊員らを前に、県警の鬼塚友章本部長が「機動力を生かした交通指導取り締まりを行うとともに、積極的な啓発活動を展開し、県民の交通安全意識の高揚を図ってほしい」と訓示。隊員らはパトカーや白バイ計14台に乗り込み、パトロールに出発した。
県警交通企画課によると、県内では今年に入ってから5日までに人身事故が686件(前年同期比61件減)発生。死者数は9人(同5人増)だった。
山本英二・交通機動隊長は「高齢者の道路横断中の事故が多く発生しているので注意を呼びかけたい。飲酒運転など悪質運転の取り締まりに力を入れたい」と話した。