黒塚古墳展示館 4カ国語で資料紹介
2022年04月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

日本語のほか3カ国語で展示内容を説明するパネル=天理市の黒塚古墳展示館
邪馬台国の女王「卑弥呼」の鏡とされる三角縁神獣鏡が出土した黒塚古墳を紹介する黒塚古墳展示館(天理市柳本町)が、今年10月に開館20周年を迎えるのを機に展示内容をリニューアルした。
オープン以来そのままだった資料写真や解説内容に最新の研究結果を反映。外国人の来館者に対応するため日本語のほか英語、中国語、韓国語も併記した。天理市教委文化財課は「多くの人に黒塚古墳のことを知ってもらいたい」としている。
平成14年にオープンした同館は、黒塚古墳の竪穴式石室の実物大レプリカで注目を集め、新型コロナウイルス禍前は年間約1万5000人が訪れていたという。
午前9時~午後5時。無料。原則月曜と祝日休館(日、5月2~5日は開館)。問い合わせは同館(0743・67・3210)。