近大奈良病院、かかりつけ医を支援 県が承認
2022年04月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
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近畿大学奈良病院
県は生駒市の近畿大学奈良病院を地域医療の中核を担う「地域医療支援病院」として承認した。県の地域医療支援病院の承認は6施設目で、公立・公的医療機関以外では初めて。
承認に伴い、CT(コンピューター断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像装置)といった高度な医療機器をかかりつけ医と共有するなどして連携する。同病院は「地域医療にさらに貢献していく」としている。
近大奈良病院は平成11年に開院し、16年に「地域災害拠点病院」、20年に「地域がん診療連携拠点病院」に指定。西和医療圏(生駒市、大和郡山市、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、上牧町、王寺町、河合町)で唯一、救急救命センターを設けて24時間体制で救急患者の受け入れを行っている。
地域医療支援病院は、地域のかかりつけ医などを支援する能力や設備を備える病院を都道府県知事が承認。今年1月時点で全国に659施設がある。