身近な自然「ならやまの木々」を紹介 図録が完成
2022年06月9日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市北部に広がる「ならやま」の木々を紹介し次世代に引き継ごうと、自然環境の保全に取り組む団体「奈良・人と自然の会」が図録「見つけよう自然のなかま-ならやまの木々たち」を発刊した。市内の小学校や図書館などに配布する。
ならやまは平城宮跡の北側に広がる。市街地近くにありながら豊かな植生が残っており、同会は里山林として保全に取り組んでいる。図録は「トヨタ環境活動助成プログラム」の支援も受けて完成した。
図録では里山林16㌶に見られる約150種の木を紹介。ならやまに多いコナラをはじめ、クヌギやクリなどについて写真とともに解説している。
同会の千載輝重会長は「図録が子供たちが自然環境に親しむきっかけになれば」と話している。1000円(活動協力金として)で一般にも販売している。問い合わせは、同会(narayama@naranature.com)。