ボランティアが児童見守り 生駒小に「放課後子ども教室」
2022年06月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

放課後、地域ボランティアと工作をする児童=生駒市
生駒市立生駒小学校は今年度、地域住民と連携して児童らを見守る活動「放課後子ども教室こだま」を始めた。空き教室を利用し、児童らが宿題をしたり、工作やゲームで遊んだりする居場所をつくっている。
「こだま」には現在、小学1~5年の児童約50人が参加している。同様の取り組みとして学童保育所があるが、日中に保護者がいない家庭に限られ保育料もかかる。昨年度、こだまを不定期開催したところ、気軽に参加でき、児童や保護者らに好評だったため本格導入に踏み切った。
先月、ボランティアとして参加した同市の自営業、稲上真智子さん(64)は「子供と接していると、私も元気がもらえる。見守ることができて、うれしい」。同小3年の沢井百花さんは「音読を褒めてもらえてうれしかった。また来たい」と話していた。
同小は来年2月まで、約20回開く予定。同小の石村吉偉校長は「地域の方と触れ合いながら、子供たちの居場所を作っていきたい」と話した。