「飛鳥・藤原」世界遺産に 推薦書素案を文化庁に提出
2022年06月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース

推薦書素案を文化庁に提出する荒井正吾知事(左から4人目)ら(県提供)
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産候補となる暫定リストに記載されている「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の登録に向け県などは29日、文化庁に推薦書素案を提出した。
素案は20日に県と橿原市、桜井市、明日香村でつくる推進協議会で承認した。同庁に出向き、提出した荒井正吾知事は「世界遺産登録に向け大きな一歩を踏み出した。構成資産は地域の人々が守ってきたものであり、県内だけではなく、世界の人々にとっても大切な財産になる」とコメントした。
今後は政府による推薦決定を経て令和6年の登録を目指す。